伊是名島の古民家再生事例を視察

増える空き家を活用して、島暮らしを体験してもらえるゲストハウス(簡易宿泊施設)を計画している徳之島・伊仙町。
その運営メンバーらと、空き家再生宿として有名な沖縄県・伊是名島を訪ねました。
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伊是名島は、周囲約16km、車で一周20分程。人口は1,500人(住民票の人数だから実際は1,200人ほどとのこと)と与論島の半分くらいの小さな島。
1日1往復するフェリーが本島との唯一の交通手段なんですが、なんと、修学旅行の時間帯に合わせてフェリーの時刻が変わることもあるんですって!驚き。
平成18年には修学旅行生約6千人が島を訪れ、増加を続けているのだそうです。目標は年間1万人だとか。

さてさて、伊是名島の空き家改修事業ですが、そこには、移住者納戸氏の存在がありました。
島の若者との飲み会の席で持ち上がった、空き家再生を実現するために、NPOを立ち上げたのだそうです。
単なる飲み会での夢物語に終わらせない。納戸氏の強い決意合ってこそでした。
モットーは、「島のこしが島おこし」
今の暮らしを続けるために、島おこしをやろうということです。
空き家再生もそのひとつだったのです。決して観光客を呼び込むためではないのです。
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ちなみに、この古民家再生宿。
2泊で3万円(1泊でも3万円)と少々お高めではありますが、リピーターも多く、黒字経営なんだそうです。
内部はこんな感じです。
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いま、3棟目が建設中とのことで見に行きました。
私たちが宿泊した写真の宿は、これよりもひどい状態だったようですが、宮大工経験者の納戸さん中心に本来1000万円は下らない額の改修費を400万程度に抑えて改修したそうです。
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夜は、納戸さんとの「島おこし」についての勉強会です。
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メモに残しきれませんでしたが、いくつか心に残った納戸さんの言葉を記録します。
「どうして島の人口が減るか?それは、経済的理由だけではなく、そこに住み続ける人の誇りの喪失。島の人ひとりひとりが誇りを持てる価値をつくっていきたい。」

「大切なのは、身の丈にあった取り組み。ないものねだりはしない。消費者を自分たちが選ぶ立場になる。」

「地域おこし協力隊のしくみにはなじめない。学生のインターンなどもそうだが、自分たちが島のために「やってあげる」という感覚がある。そのような穿った見方をする者はいらない!」
「"観光"は地域おこしにはならない。自分は島を残す島残しをやっているのだ」