1月の徳之島は・・・札幌の7月!

徳之島出張のため、ダウンベストにフリースジャケットを着て羽田を出発。
羽田から飛行機を乗り継いで約4時間、降り立った徳之島はTシャツでも良いほどの暖かさで、レンタカーに乗った瞬間冷房をON!
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この時期の徳之島は、サトウキビの収穫風景があちこちで見られます。
キビを刈り取るハーベスターの音、刈られたサトウキビを製糖工場に運ぶ巨大トラックの列。
徳之島の風物詩です。

でも、巨大トラックは、トラック野郎に出てくるトラックより存在感があり、
道路ですれ違うたびに踏み潰されそうになって、毎回、ひやひやものでした^^;

さてさて本題。
今回は、ゲストハウス「あむとぅ」の運営サポートのため、徳之島伊仙町を訪問しました。

オープン後初めてのお正月。
帰省した人にあむとぅを知ってもらおうと、
成人女子会無料宿泊キャンペーン
検福(けんぷく)女子・1泊無料キャンペーン♪
など、
いろんなキャンペーンを企画しました。
NPOの理事や地元検福の区長も、ほかの集落へのあむとぅPRを忘れません。

その甲斐もあって、年末には帰省されたご夫婦が宿泊されて、
「自分たちが昔住んでた家のようで懐かしい、また泊まりたい。」と、
うれしい感想を残してくださったようです。
検福女子キャンペーンでも、女子4名が宿泊してくださいました。

そして、今回は、日本の有人島はすべて訪れたという島旅作家のSさんが宿泊されることになりました。
島旅作家のSさんは、3度目の徳之島。
37年前に訪れた徳之島は、現役の高倉が残っていたのがとても印象的だった様子。
そのときは伊仙町は素通りしてしまい印象がなかったそうです。
今回は、ゲストハウス「あむとぅ」ができたことで、読み方も分からない検福に滞在することになりました。
ゲストハウス、伊仙町PRに、貢献してます。

Sさんは、宿泊前から、ゲストハウスあむとぅのフェイスブックページを見ていらして、
そこにアップされた鍾乳洞の写真に、「是非行ってみたい!」とコメントを書き込んだところ、
なんと、その書き込みを見たゲストハウスの近くに住むN村さんが、鍾乳洞に案内してくださるという、
ビッグサプライズが起こりました!!!!

と、その前にN村さん、本物の「あむとぅ」の紹介も忘れません。
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※"
あむとぅ"とは、集落の起源となる聖地のこと。
検福では、ゲストハウスあむとぅ近くの検福集会所の杜をあむとぅと呼ぶそうです。

あむとぅの紹介が終わったら早速銀龍洞へ。
鍾乳洞の名は「銀龍洞(ぎんりゅうどう。地元ではケンブインというそうです)」。
昭和40年頃の離島ブームの時に、大勢の観光客が押し寄せた名物観光地。
事情があり、閉鎖を余儀なくされたそうです。

ゲストハウスから1.7km。
今回は車でアクセスしましたが、ゲストハウスから散歩にもちょうど良い距離です。

入り口には、水神様が祀られていました。いまでも集落の方がお参りにくるそうです。
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急な細道を下って
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鍾乳洞の入り口に行くと発見したのは木に巻きついたガジュマル。
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そして、恐らく切符売り場かもぎり場だったと思われる小屋や発電機から洞窟内に延びる電気のケーブルが当時を思い出させてくれました。
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ツチトリモチの仲間にも出会いました。

鍾乳洞の中は真っ暗。懐中電灯で足元を照らしながら慎重に奥へ、奥へ。
よーく見ると、表面が真っ黒になった鍾乳石がたくさんありました。
鍾乳洞の地上付近で畑の土壌整備が行われ、土が流れ込んできているのだろうという話でした。
少し前まではは、環境保全より産業振興は当たり前だったでしょうから、仕方ないですね。
そんな話が聞けるのも、面白い。

それでも、真っ白に輝く鍾乳石もあります。
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どうやったらうまく撮影できるのか、照明を当てれば良いのか、時間はあっという間に過ぎました。

思い思いに時間を過ごし、出口に戻ろうとしたら、
「ひぃ!!」というN村さんの悲鳴。

正体はこれでした(笑)
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ちいさなコウモリたち。
寄り添って暖をとっているのでしょうか。
子豚みたいな顔が、とても愛らしかったです。

長期休暇を活用して一緒に来たという娘さんは、「廃墟マニアにはたまらないですね~」と終始、ご満悦。
さらに、鍾乳石に落書きされた「幸子命」の文字に「"幸子"ってめっちゃ昭和じゃないですか!!」と、ひとり爆笑してました。

地元の人しかわからない、地元の人と行くから面白い穴場スポット。
ゲストハウスあむとぅ宿泊者の特典です。

さて、ランチは・・・予約制の「やどぅり」
 ※やどぅりとは、小さな小屋という意味。昔は島の家々にあったそうです。
島の家庭料理が食べられる、貴重な場所です。
伊仙町西犬田布、犬田布岬の手前にあります。

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ジーマミ豆腐(ピーナッツ豆腐)
あおさの炒め物
豚足の塩焼き もちろん自家製の塩で
赤うるめのから揚げ
長命草としまらっきょともずくのてんぷら 自家製の塩で
パパイヤの炒め物 ニンニクが効いてました
じゃがいもの煮っころがし
たまごおにぎり
地鶏の出汁が効いたすまし汁
島みかんの甘露煮
舟焼き
桑茶 さわやかな味でした。

最後に
コーヒーとできたての黒糖をいただきました。
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刈ったばかりのキビの絞り知汁を煮詰めた、添加物一切なしの徳南製糖さんの"黒糖"です。
ほんのりキビ色。キビの香りが口の中に漂いました。
驚いたのは、その食感。
和三盆糖のように軽くてさくっとした感じなのです。
同じ年でもキビににょって、味ややわらかさが違う黒糖ができるそうです。

美味しくいただきました。

この近くに昔塩を作っていたという場所があるということで、行ってみました。
岩のトンネルを抜けると
そこには驚くような光景が
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特殊な地質のようです。平らでなめらかな岩盤の淵に、急にとげとげの岩が出てきます。

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塩の結晶もみられました。
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とても良いお天気で、風も心地良く、ぼーっと海を眺めていたのですが、
気づいたら、親子して「一日ここで過ごせる~!」って地面に大の字になっていました(笑)
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ここもまた徳之島の穴場スポットです。
今度は解説付きで来てみたい場所。

札幌から来た娘さんは、
「ここは札幌の7月!、もう、何もしたくない!」
とサトウキビ畑を見ながら叫んでいました。

徳之島は、これまで行った島と比べると、都会だし便利だしでびっくり。
でも、一日中、ぼーっとできる静かな田舎の環境もある。

気軽に、ゆっくりと移動できるレンタサイクルが欲しいな、
集落のおじいちゃんやおばあちゃんと語らいたいな、
旬の野菜や果物を調理して食べたりすることができると、もっと楽しめるな~
と感想をいただきました。

是非またご一緒できるとうれしいです。