龍郷町の集落めぐり-安木屋場

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

事務所のある龍郷町の中心地までは、奄美空港から車で約20分。
龍郷町内にある一番遠い秋名(あきな)集落でも、車で約40分と、車があれば比較的アクセスしやすい場所です。
龍郷町に事務所を構えて1年近くになりますが、集落をめぐったことがなかったのでドライブがてら集落めぐりをすることにしました。
2015-07-24 09.02.43.jpg

今日は、町内でも人口減少や高齢化が進む荒波(あらば)地区の集落を1時間程度でまわってきました。
"荒波"その名のとおり波が荒い場所。
東シナ海に面するこの地区は、冬場になると日本海のように海が荒れ、気温も10度を下回ることも珍しくないそうです。


まずは、安木屋場(あんきやば)。
人口は約170人、世帯数約80。高齢化率は42.3%。(平成27年度)
事務所のある龍郷集落から車で数分。
もともとは、人家が2、3軒とわずかな数しかなく、漁の網干し場として近隣の人々が利用し、休息するための小屋が建っていたくらいで、龍郷集落に属していたそうです。
その小屋を「網小屋場(あみこやば)」と呼んでいたのが訛って「あんきやば」と変化したのがいまの集落名の由来のようです。
(参考:龍郷町HP)

写真を撮り忘れましたが、遠くまでリーフが続く安木屋場の海。

潮が引くと地元の方は、びく(魚籠)のような竹製のティルをもって
海に出かけ、リーフにいるタコや魚、貝を採りにいくのです。
こちらでは、「いざり」と呼ばれる昔ながらの島の光景です。
2015-07-24 09.04.48.jpg

龍郷の集落に1か所はある「糊はり場(のりはりば)」。
奄美の伝統工芸品「大島紬」は、ここ龍郷町が発祥の地だそうです。
この糊はりは、大島紬の工程のひとつ。
紬はたて糸とよこ糸を格子状に織り合わせていくのですが、
それを織り込みやすくするために、イギスという海草糊で固める作業です。
こんな感じ↓だそうです。
20111117_2448236.jpg
(写真はhttp://min.fukidoubaru.com/より転載)
今は使われなくなり、夏祭りに使う舟こぎの道具などの置場として活用されているようでした。
2015-07-24 09.05.04.jpg

安木屋場には美味しい海の幸が食べれると評判の民宿があり、
宿に滞在して集落の成り立ちを聞いたり、いざりを体験できたら、
そんな気持ちにさせてくれる風景でした。

この後、円、嘉渡、幾里、秋名とめぐります。