龍郷町の集落めぐり-秋名・幾里

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事務所のある龍郷町の中心地までは、奄美空港から車で約20分。
龍郷町内にある一番遠い秋名(あきな)集落でも、車で約40分と、車があれば比較的アクセスしやすい場所です。
龍郷町に事務所を構えて1年近くになりますが、集落をめぐったことがなかったのでドライブがてら集落めぐりをすることにしました。
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今日は、町内でも人口減少や高齢化が進む荒波(あらば)地区の集落を1時間程度でまわってきました。
"荒波"その名のとおり波が荒い場所。
東シナ海に面するこの地区は、冬場になると日本海のように海が荒れ、気温も10度を下回ることも珍しくないそうです。

荒波地区最後は、秋名(あきな)と幾里(いくさと)集落。
知らない人が行くとふたつの集落の境界が良くわかりません。
秋名集落は人口約210人、世帯数約120。高齢化率は46.2%。(平成27年)
幾里集落は人口185人、世帯数約100.高齢化率は41.3%。(平成27年)
ちなみに、秋名から奄美大島の中心市街地「名瀬」までは、30分。龍郷の役場まで奄美自然観察の森方面のショートカットを通れば20分とこれまた利便性の良い集落です。

秋名・幾里を総称して「秋名」と呼ぶ場合があり、「幾里集落」は行政区による区分では集落として独立した形になっていても、伝統行事「秋名アラセツ」その他、地域行事などは共同で行われるなど、秋名・幾里は共に歩んできた歴史があるようです。
秋名集落は、規模もあり、昔から唄遊びが盛んに行われ、「コナハジマ(小さい那覇の意味)」と呼ばれることもあったそうです。
そして、奄美大島屈指の面積を誇る水田があり、稲作やタイモ、マコモの栽培が行われています。
(参考:龍郷町HP)

この日はちょうど、掛け干ししていた稲を、台風が来るというので少し早いけど取りこみ、脱穀にまわす準備をしている現場に出会いました。
「コメを作っている農家もみな高齢化で、いつまで続けられるかわからない。」そんな話を耳にしました。
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秋名の掛け干し

水田がサトウキビ畑に変わってしまった奄美で、コメ作りに出会えるのは貴重な体験。

龍郷町で3代にわたって続く山田酒造の「山田川(やまだごぅ)」という焼酎は、
ここ秋名で収穫されたお米と奄美で作られたサトウキビの汁でできた黒糖を使った
オール奄美産の焼酎。

そんな特産品のブランド力は、こうした農家さんに支えられていたのです。