大型クルーズ船が奄美大島にやってくる?

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梅雨が明けた奄美大島です!

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気温30度超、湿度80%。
蒸し焼きになっちゃいます。。。

そんな奄美で大きな議論が起こっています。

それは、22万トン(全長400メートル弱)の大型クルーズ船が、中国からやってくるというもの。
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※イメージ(志賀 壮史さん作)

たまたま、奄美に来た当日、龍郷町主催のクルーズ船に関する説明会があるというので、出席してみました。
まだ、計画段階のようですが、話によると、

・米国のロイヤルカリビアン社が運航。
上海から奄美、長崎をめぐる3泊4日のクルーズ。
・最初は週に2回程度の運航だが、数年後には週4日を見込む。
・お客は、3000~5000人ほどの中国人。これにクルーが加わる。
※裕福層という話ですが、ひとり20万円ほどのクルーズなので、裕福層ではないようです。
・奄美大島の北部にある龍郷町(たつごうちょう)芦徳集落に、浮き桟橋を建設。
・周辺にトロッコ列車や山頂に行くリフト、レストラン、プールなどのリゾート施設を建設。
・また、道のなっかった海岸線に、人と車が通れるように、海抜25m地点の山を削るのだとか。
・建設費は、ロイヤルカリビアン社が負担。
・芦徳集落に迷惑がかからないよう、集落には出入りしない。
・で、なんと、対岸の龍郷集落に上陸して、そこから40人乗りのバスでバス観光。
※島には20台しかないので、最大でも800人。
・地元から150人~200人の非正規雇用を生む。
・環境に配慮はクルーズ業界ナンバーワン。
・龍郷町と龍郷町議会は賛成。

・・・などなど。

で、結論からいうと、分からないことだらけの説明会でした。
・2年後には運航を開始予定というのに、環境調査も決まっていないし、地権者にも(海面の利用権を持つ漁協)理解を得られていない状況。
・不安を解消するために誰に質問すれば良いのか、地元側の窓口が不明。
・海洋汚染、乗客によるトラブルの責任は誰がとるのか。
・撤退後、浮き桟橋やリゾート施設は、撤去してくれるのか。
・経済効果を試算していない。
※国交省が試算しているクルーズ船による経済効果をベースにすると、年間5千万か?と町長。会場は嘲笑の渦。
・・・

質問する機会すらない状況です。

芦徳集落の方が会場から発言された切実な思いに胸を打たれました。
「町長は、島全体で議論すべき大きな問題を、人口300人の芦徳集落に議論させ、賛否の判断までも集落に押し付けようとしている。こんなおかしなことはない。何か問題が起こったら芦徳集落が責任を取れと言っているのと同義。もっと多くの島民と議論をして、判断して欲しい。」

芦徳集落 「クルーズ船問題」
http://tatsugouwan.amamin.jp/