龍郷町 アラセツモニターツアーに同行

東京、大阪、福岡から直行便で行ける奄美大島。
奄美空港から車で40分の距離にある龍郷町秋名幾里集落には、世界の珍行事トップ100に入ると思う「アラセツ行事」がいまなお暮らしのなかに息づいています。

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日にちは旧暦8月最初の丙(ひのえ)日と決まっていて、今年は平日開催でしたが、島外からも多くの観光客が訪れていました。
民俗学を研究する学生だけでも50名以上は見学していたと思います。
詳しい説明は、コチラ

今年は、龍郷町秋名に赴任した地域おこし協力の村上さんが、地域の方の要望を受け、秋名アラセツ行事モニターツアーを開催。
なんとなく見学して帰ってしまうのではなく、地元の人とも交流しながら行事の歴史や地元の人の思いを知ってもらおうと企画。
モニターとして、弊社が請け負っている秋名幾里魅力化プロジェクトのお手伝いをしてくれている芝浦工業大学の学生が参加するということで同行してきました。

詳細はさておき、その様子を動画でお伝えします。
行事前日(2017年9月25日)
八月おどりの練習
体で覚えてねってことで、細かな指導はなし。もともとそうですからね。


当日4時頃から準備
見学者の人にふるまうおにぎりなどを作っています。
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夜明けと共に片屋根を揺り倒して豊作を祈る「ショチョガマ」が始まります
当日朝5時 夜明け前。


神役のグージがショチョガマに向います。
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日が昇ると





夕方3時頃から秋名湾西岸に人が集まり始めます。
しばらくすると「神(カミ)ヒラセ」と「女童(メラベ)ヒラセ」と呼ぶ2つの岩で豊作を祈る「平瀬マンカイ」が始まります。
神ヒラセには5名のノロ役の女性が、女童平瀬には男性3名(ノ ロの補佐役 、シドワキ・ウッカム・グージ)と女性4名が登ります。
あっという間の儀式が終わり、岩から降りた男女が八月踊りをおどります。


そのあと、海岸に広げたブルーシートの上でしばしの語らい(宴会)。

6時頃になると公民館に集まり、八月踊りでアラセツ行事はフィナーレを迎えます。
動画はスタート時。疲れ果てて先にお暇いましたが、八月踊りはどんどん人が増え
踊りの輪は何重にもなり、8時過ぎまで続いたそうです。
もちろんその後も、いろんな場所で語らい(宴会)です。


ツアー自体は初めての試みで、豪華な料理でもてなすなど頑張りすぎた方も多かった様子。
アテンドや全体の進行役の大切さもきっとわかったと思います。

ツアーが継続するためにも、最初から完成を目指すのではなく、少し頑張ればできることから、3日間ではなく半日だけ...とちょっとずつツアーを完成させることも考えるといいかもしれません。

100年後も続くツアーを目指して。